さくらVPS for WindowsServerを2月か使用時点での評価

評価目的
・共有ファイル
・SQLserverの設置
・xamppによるWEBサーバー
・ソフトVPNの使用可否

契約
 W2Gでの評価

ソフトインストール
 SQLserver2017express
 xampp + sqlserverphpドライバー
 つくば版ソフトイーサネット
 自社windowsアプリ

事象
 VPS上にサーバー設置と同時に1秒間に数回単位でロシアから始まって中東、中国、ベトナム
 チリ等々からroot、admin,administratorであらゆるポートにログイン開始
 数日するとおしゃべりポート(137-139)でサーバーのOSを確認したようでadministratorで
 ログインアタック
 

セキィリティ
 administratrの無効化
 定番ポートはすべて、リモートアクセス,SQLserverポートも含めて端末側のIPアドレス制限と
 VPNで使用するローカルIPのみの設定

動作確認
 ソフト全てインストール、動作とも構内サーバーとまったく同じように使用可能
 ただしソフトイーサは、windwsserverとの接続の場合、仮想ルータまでは簡単だがその先が
 結構やっかいで有り、情報がなかった。

問題点
 他社VPSでwindowsserverを調べたがlinux系はセキュリティ設定に対して対応方法を詳細に
 マニュアル等に記載しており、それに従えば、おおきな問題はないと思うが
 残念ながらwindowsserverに関しては、ほとんど記載がない

 在宅勤務用に便利だというだけでvps上へのwindowsserverの利用は、大変危険な行為で
 あると認識すべきである、
 くれぐれもセキィリティを熟知した技術者と相談の上、構築すべきである。

 VPN接続の欠点であるSQLserverとのデータ交換が異常に遅い(これyamaha等の
 ハードVPNでも発生しており、トンネル技術との相性のようである)

利点
 自前のサーバーと比較して、短時間でOS環境を設定できる。
 自前サーバーとまったく同じようにSQLserverや、共有ファイルも利用できる
 (最もセキィリティ対策は構内サーバーとちがって知識を要求される。自前サーバーと同じように 間違ってもeveryone指定をしない事、)
 多分、vpsもその内VPNサービスをオプションとして設けると思う。そうなると
自前サーバーは必要なくなる

追記
 セキィリティ等について、さくらVPSに問い合わせてみたが、VPSサービスは
 管理者権限を契約者にお渡ししているので、契約者で管理して下さい。
 技術指導等は管理者の責任でどうぞという事である。

 まあ格安のサービスなのでいたしかたないであろう。逆に管理者権限に何の制限もないので
 技術に自信ある方には、いいかもしれない

 Linux向けのセキィリティは、さくらVPSさんは漫画でわかりやすく解説しているが、残念で
 ある。

 WindowsServerを使いたいなら、VPSサービスでなく、一段上級のクライアントサービス+
 VPC(さくらはVPNをこう読んでいる)サービスでVPN上での運用が必須かと思う。

 どうしてもVPSを使いたいなら、WindwsServerとlinux系を契約し、さくらで構内LANを
 構築して外部の窓口はlinuxをvpnルータ替わりとし、windowsserverのグルーバルIPは封鎖
 するのが最適だと思う。

 くれぐれも初期状態のままで、運用しない事、必ずサーバーに精通した技術者のアドバイス
 の上、運用する事